画像ギャラリーでご紹介した翻訳草稿のうち、M・R・ジェイムズ作品10篇をお読みいただけます。
畑耕一が翻訳の底本としたと思われるのは、1931年にイギリスのEdward Arnold社が発行した『Collected Ghost Stories of M.R.James』ですが、当館にはこのEdward Arnold社から畑に宛てた1951年12月11日付の航空書簡が残されています。文面によると、畑は自ら翻訳した日本語版の出版をEdward Arnold社へ申し入れていたことが分かり、この翻訳に対する畑の熱意が伺えます。
畑の出版への願いはかないませんでしたが、生涯怪談を愛し、文壇へのデビュー作「怪談」以来、ライフワークの集大成として、晩年の畑が翻訳に取り組んだM・R・ジェイムズ作品をお楽しみください。
収録作品(原タイトル) |
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とねりこの樹(The Ash-tree) |
薔薇の園(The Rose Garden) |
嘆きの井戸(Wailing Well) |
学校奇譚(A School Story) |
墓地のほとり(There was a Man Dwelt by a Churchyard) |
人形屋敷の怪(The Haunted Dolls House) |
鼠(Rats) |
第十三号室(Number 13) |
梟(After Dark in the Playing Fields) |
好事家への警告(A Warning to the Curious) |
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はじめに | 150kb | |
とねりこの樹(The Ash-tree) | 383kb | |
薔薇の園(The Rose Garden) | 317kb | |
嘆きの井戸(Wailing Well) | 317kb | |
学校奇譚(A School Story) | 243kb | |
墓地のほとり(There was a Man Dwelt by a Churchyard) | 217kb | |
人形屋敷の怪(The Haunted Dolls House) | 361kb | |
鼠(Rats) | 248kb | |
第十三号室(Number 13) | 379kb | |
梟(After Dark in the Playing Fieds) | 247kb | |
好事家への警告(A Warning to the Curious) | 428kb |
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国立国会図書館の「国立国会図書館デジタルコレクション」(http://dl.ndl.go.jp/)では、明治以降に刊行された図書・雑誌のうち、インターネットで閲覧可能なデジタル化資料を公開しています。
現在、畑耕一の作品のうち、『戯場壁談義』『怪異草紙』などの著書をはじめ、作品の本文を、インターネットを通じて読むことができます。