畑耕一の自筆原稿類をご覧いただけます。ここでご紹介する翻訳草稿とラジオ原稿は、いずれも畑耕一晩年のものです。これまで出版されておらず、ほとんど読まれる機会のなかった作品を、畑耕一の筆跡でお楽しみください。
[ご利用にあたって]
本サイトに掲載した作品には、現在の人権尊重の観点から照らしてみると不適切な表現が含まれていますが、作品執筆当時の時代背景やその資料性を鑑みて、原文のまま収録することとしました。この意図をご理解の上、ご利用ください。
怪奇小説の原著者は、M・R・ジェイムズ、モーパッサン、リチャード・ミドルトンなどで、特にイギリスの作家 M・R・ジェイムズ(Montague Rhodes James 1862-1936年)については、『Collected Ghost Stories of M.R.James』(Edward Arnold社 1931年)を底本としたと思われる、序文と作品15篇を合わせた16点の翻訳草稿が残されています。
タイトル (原タイトル) | 作者 | 枚数 | |
---|---|---|---|
1 | とねりこの樹 (The Ash-tree) | M・R・ジェイムズ | 75 |
2 | 薔薇の園 (The Rose Garden) | M・R・ジェイムズ | 68 |
3 | 嘆きの井戸 (Wailing Well) | M・R・ジェイムズ | 66 |
4 | 学校奇譚 (A School Story) | M・R・ジェイムズ | 42 |
5 | 墓地のほとり (There was a Man Dwelt by a Churchyard) | M・R・ジェイムズ | 21 |
6 | 人形屋敷の怪 (The Haunted Dolls House) | M・R・ジェイムズ | 67 |
7 | 鼠 (Rats) | M・R・ジェイムズ | 34 |
8 | 第十三号室 (Number 13) | M・R・ジェイムズ | 90 |
9 | 梟 (After Dark in the Playing Fields) | M・R・ジェイムズ | 27 |
10 | 好事家への警告 (A Warning to the Curious) | M・R・ジェイムズ | 114 |
11 | 河のおもて (Sur l'eau) | モーパッサン | 33 |
畑は、昭和30(1955)年8月から亡くなる直前の、昭和32(1957)年9月にかけて、ラジオ番組「たつのおとしご」(ラジオ中国)を担当しました。当時の新聞のラジオ欄によると、番組の放送時間は15分だったようです。古今の逸話などを話題にして、畑の博識ぶりを存分に活かした番組はリスナーにも親しまれたようで、放送回数は300回を超えました。
当館には、12編の番組用原稿が残されています。
タイトル | 枚数 | |
---|---|---|
1 | 利用すべき煙草神話 | 17 |
2 | 宝石坑の怪異 | 8 |
3 | おてならい | 16 |
4 | 風呂について(文末欠) | 18 |
5 | 飯について | 7 |
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