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02.当館所蔵「原民喜資料」について
>> 資料3.自筆原稿・草稿・ノート類
3.自筆原稿・草稿・ノート類
原稿・草稿類には、短篇を集めた「雑音帳」、小説「永遠のみどり」や翻訳「ガリバー旅行記」の原稿、詩稿「死について」「一つの星に」のほか、「苦しく美しき夏」の草稿が書かれたノートやメモ類などが計約70点余りあります。
自筆原稿「ガリバー旅行記」
資料番号898-901
清書された原稿は、ひと文字ひと文字、文末まで変わることなく丁寧に書かれており、静かな民喜の人柄を表しているようです。比べて原稿用紙の裏面に書き残した草稿やメモ類の筆跡は、言葉をこぼさぬように、湧き上がるその勢いのままに書き留めたような印象を受け、沈黙の中に烈しさを抱えた民喜の作家としての姿を感じさせます。
これら自筆原稿・草稿類のいくつかを、
「7 画像ギャラリー 手書きで味わう原民喜」
にてご紹介しています。
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