旧広島藩主浅野家から寄贈を受けた和漢の古書・図記類のうち、疎開により原爆の被災から免れた約1万点。和書では、木版本の「平家物語」「新刊吾妻鏡」「大仏物語」「人国記」「義経記」や、「百人一首」「はちかづき」「土佐日記」「浜松中納言物語」などの写本があります。漢籍には、南宋の陳与義の作品集である「増広箋註簡斎詩集」や、元の呉太素撰「松斎梅譜」(写本)、明版の「西遊記」などがあります。絵図類には、広島城下の様子を伝える城下絵図や「諸国古城之図」、岡岷山の「都志見往来日記・同諸勝図」などのほか、藩主が参勤交代のときに用いた「道中日記」などがあります。浅野家からの寄贈資料は、中央図書館の特別集書の根幹となるものであり、大部分はマイクロフィルムに収めています。
広島市立図書館が所蔵する貴重資料の画像を、検索・閲覧できるデジタルアーカイブです。浅野文庫資料も一部公開しています。
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令和元年(2019年)は、浅野家第3代浅野長晟(ながあきら)が、広島藩の藩主として入城してから400年にあたります。このことを記念して、中央図書館では平成29・30年度に歴史講座を、令和元年度に企画展を開催しました。講座概要や企画展で展示したパネルの一部を掲載しています。
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