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中国新聞「子どもたちへ本の招待状」
(2024年1月)に掲載された本の紹介

カテゴリー:こども図書館
記事分類:お知らせ公開日:2024年2月20日

こども図書館職員が中国新聞「子どもたちへ本の招待状」(2024年1月)で紹介した本を対象別にまとめました。
本選びの参考にいかがですか?

2024年1月8日掲載(対象:小学校低学年から)

『きょうりゅうのおおきさってどれくらい?』
大島 英太郎 さく (福音館書店)

「もしも、恐竜が今でも生きていたら...」と考えたことはありますか? この本では、そんな想像をした男の子が、いろいろな恐竜の大きさを自分の身の回りのものと比べていきます。

いつも遊んでいる公園に恐竜がいたら、トリケラトプスはジャングルジムと同じくらいの大きさ? 駅前の大通りにティラノサウルスが歩いていたら、信号機と同じくらいの高さがあるよ。シノサウロプテリクスという小さな恐竜は、ネコのタマと変わらないんじゃないかな? 

公園や家など、現実の生活の場に恐竜を描くことで、その大きさをリアルに感じられる絵本です。

2024年1月22日掲載(対象:小学校中学年から)

『自転車ものがたり』
高頭 祥八 文・絵 (福音館書店)

自転車は世界中の人が利用していて、乗る人の力で動く、優れた乗り物です。では、なぜ前後にある二つの車輪で倒れず、乗ることができるのでしょうか。

この本は、自転車の発達の歴史や仕組みを紹介した絵本です。1817年にドイツの発明家が、スケートの滑り方をヒントに「速く歩く器械」を考えついたことが自転車の始まりとされています。

危険な乗り物から、形や部品の工夫で、安全に、速く、丈夫で快適に走るようになったことが分かります。さまざまな形の自転車の絵が描かれていて、楽しく読むことができます。さあ、どんな自転車でどこに走って行きますか。

2024年1月29日掲載(対象:小学校高学年から)

『ポッパーさんとペンギン・ファミリー』
R&F・アトウォーター 著 R・ローソン 絵 上田 一生 訳 (文溪堂)

米国のスティルウォーターという街に住むペンキ屋のポッパーさんは北極と南極が大好きで、南極探検隊に手紙を送るほどでした。

するとある日、手紙を送った探検隊の提督から、お礼としてポッパーさんに荷物が届きます。なんと、その中には本物のペンギンが1羽入っていました。感激したポッパーさんはそのペンギンをキャプテンクックと呼んで飼うことにしますが...。

ペンギンのために冷蔵庫に穴を開けたり、ペンギンが家の中で行進を始めたり、慌ただしく楽しいポッパーさん一家とペンギンの暮らしを描いた物語です。