カテゴリー:こども図書館
Tweet
記事分類:お知らせ公開日:2024年1月24日
こども図書館職員が中国新聞「子どもたちへ本の招待状」(2023年4月)で紹介した本を対象別にまとめました
本選びの参考にいかがですか?
『ブロード街の12日間』
デボラ・ホプキンソン 著 千葉 茂樹 訳 (あすなろ書房)
ある日、ロンドンの下町ブロード街の住人がコレラを患い、あっという間に周りの家族や町に病気が広がっていきます。13歳の少年イールは、友人を助けたいという思いから、有名なお医者さんであるスノウ博士に相談することにしました。
すると、コレラの伝染について、ある仮説を立てていた博士は、明確な証拠を集めるため、イールに助手になるよう依頼します。
まだコレラの原因が明らかになっていなかった時代に、一つずつ証拠を集めながら真実に迫っていく2人の物語です。1854年の実際の出来事を基に書かれています。
『ぺちゃんこスタンレー』
ジェフ・ブラウン 文 トミー・ウンゲラー 絵 さくま ゆみこ 訳 (あすなろ書房)
ある朝、スタンレーが目を覚ますと、体がぺちゃんこになっていました。初めは戸惑っていたスタンレーですが、慣れてしまうといろいろ便利なことに気が付きます。
ドアの隙間から出入りできるし、排水溝に落ちたお母さんの指輪を見つけることもできました。飛行機に乗ると高いお金がかかりますが、封筒に入れてもらえば、安い郵便料金で旅行もできるのです。弟のアーサーにはうらやましがられますが、スタンレーはだんだん元の体に戻りたくなって...。
新学期が始まり緊張する日々ですが、こんなユーモラスなお話を読んで肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか。