カテゴリー:こども図書館
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記事分類:お知らせ公開日:2022年12月25日
こども図書館の行事や館内作業をサポートする、中学生・高校生のボランティアによるおすすめ本をご紹介します。
ライブラリー・サポーターズについては、こちらをご覧ください。
「死」を選ぶ先生と先生を慕う「私」。近代と前近代の狭間にいる彼らの苦難が述べられており、現代を生きる私たちには理解できないことがたくさんあります。
どんな人でも過去をひきずってしまう、その苦しさが伝わってきます。また、「坊ちゃん」同様、夏目漱石自身のことも少しまざっているので、夏目漱石が好きな子は楽しみながら読む事ができると思います。
(NA-mn.)
小さなキッカケから自分の「世界」をつくったことはありますか?この本を読めば、それが誰でもできることだと分かるはずです。しかし、できあがった「世界」は1つしかありません。さて、アチチの小鬼はどこにいるでしょう...?
気軽に自分のペースで読めるので、1度読んでみては? ~アチチ、アチチ❕
(てつてつ)
ある日、女用心棒のバルサは偶然、川で溺れかけていたヨゴ王国の皇子チャグムを助ける。しかし、助けた十歳ほどの皇子は、原因不明の症状により、政治と帝の判断の間で潰されかけていたのだ。「その子を護って、二人で逃げて」という妃の願いを、嫌々引き受けるバルサ。二人の逃亡劇が始まる...。
この物語の魅力は、やっぱりバルサとチャグムの関係の変化です。
宮殿で、綿に包まれるようにして育ったチャグム。
女でありながら、驚くべき短槍の腕で、用心棒業をこなしてきたバルサ。
周りの状況がガラッと違う異色の二人が、だんだんと仲良くなっていきます。人から気安く呼ばれたことなどなかったチャグムを、バルサや下町の人々は終始「十歳位の子供」として呼び捨てにしたり。その態度によって、チャグムもだんだんと心を開いていきます。激しく流れる周囲の状況の中で、ゆっくりと成長していくチャグム。とても面白いので、是非一度よんでみてください。
(優)
死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口、「使者(ツナグ)」。
ツナグの仲介によって再会する生者と死者の、それぞれの想いを抱えた一夜の邂逅の結末にきっと涙があふれでます。実写映画にもなった感動の物語、ぜひ読んでみてください。
(ジーニスト)
「ぼく」が小山の近くで見たコロボックルという小さな人達。しかし、そのコロボックルがいるという小山に危機が訪れてしまいます。「ぼく」が危機を乗り越えようとする中で、「ぼく」のわくわく感が伝わってき、ものすごく楽しいです❕❕
(M.U)
この作品は「黒牢城」や「氷菓」の作者である米澤穂信さんの作品です。
高校で図書委員をつとめる堀川次郎と松倉詩門が中心となった物語になっています。また、それぞれの章で完結するようになっているのでとてもおもしろく、最後に意外な結末が待っているのもおすすめなので、ぜひ読んでみてください。
(K・R)
周りの人物においこまれるなか主人公はあきらめずに暮らしていくすがたが感動します。また、親友との関わりも感動します。お金持ちの時も貧ぼうになってしまった時も他人のことを思うやさしさがとても感動します。ふりがながついているので小学生の方でも読むことができます。絵もあるので場面を深く知ることができるとこもおすすめです。
(M・K)
この本では2人の男の子が学級新聞に「スクープ」を載せるべく、奮闘していきます。
特に読んでほしいポイントは、新聞を作るうえで、「真実をのせたい」という井田に対して、魔王こと堤が「ものの見方はひとりひとりちがう」と言い、本当の真実とは何かを2人で探していくところです
様々な人と出会い、取材をしていく中で一体どんな学級新聞ができるのか。ぜひ、自分の目で確かめてみてください。
(N.H.)